大栗川を楽しむ

大栗川を楽しむ  ー多摩市の自然環境指標としてー

大栗川の自然環境に注目し、皆で現状認識を共有しようと現地察会を始めたのは2002年(平成14年)の5月です。

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東京都が大栗川の護岸補修を進めるという話が多摩市民環境会議に届き、自然環境に関心のある市民有志が集まりました。補修に合わせて安全性の高い護岸改良と、河川の空間や隣接の公園空間等が一体となった豊かな自然環境を取り戻せないものか。どんな水と緑の環境が大栗川にふさわしいのか。現地観察や事例見学を行いながら、空間のイメージのデザイン案を多くの人々が参加するワークショップ等で考えようと多摩市民環境会議の有志が「大栗川を考える会」を設立し行動を起こしたのです。

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多摩市域の補修工事決定の区間をはずし宝蔵橋から上流をその対象とし、2002年は観察会、見学会、ワークショップ、発表会など7回、2003年は第一回目の「大栗川水辺まつり」を含めて5回の活動を行い、この間に自然環境に関心のある市民が徐々に集まり始めました。そして、12月末には「私達の大栗川」を提案することが出来ました。

「大栗川市民プラン2003-みず・ひと・いきものの新しい物語のはじまりー」がそのタイトルでした。

東京都と多摩市に対し、これまでの活動報告と市民プランの提案会を大勢の市民にも呼びかけ開催しました。この提案は、物語と装っていますがかなり実現性の高い現実的なものと自負しています。そして今日まで続いている活動の原点・バイブル的存在となっていると思っています。

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ここまで大栗川をいろいろ考えてきました。しかし一般市民の関心がいまひとつ大栗川に向いていないような気がしています。そこで、活動方針を“川を楽しもう、川で遊ぼう”に切り替え、子どもたちを中心に誰もが川は楽しいものだ、大切なものだと思えるようなものにしようと考えました。そして会の名称を「よみがえれ、大栗川を楽しむ会」と変えました。その後の活動の軸をなすものが、「大栗川水辺まつり」であり「大栗川清掃」です。

「大栗川水辺まつり」は初めの3回は発泡スチロールのイカダ、その後はペットボトルを使った手作りイカダとなりました。

当初,、和田公園前を利用していましたが、ペットボトルとなってからは東寺方小前に会場を移し現在となっています。2010年で8回目になりましたが、「多摩市水辺の楽校」との共催にもなり参加者47人、スタッフ参加34人、来賓8人、取材5人と大変にぎやかな催しになりました。

「清掃活動」は大栗川市域全体を幾つかに区切って順次清掃しています。胴長、長靴にライフベスト着用で川の流れの中までのごみ拾いです。

東京都公園協会の助成を受けてやっています。流域にお住まいの方々の関心が向くように、2010年から幟旗を掲げての活動です。

近年、大栗川下流域で、護岸緑化・親水化工事が順次行われるようになり第一期工事2013年工事に対する評価を東京都に対して行い、改善要望も提案しました。2014年~2015年、第4期工事が行われていますが、我々の意向をどれだけ汲み取っていただけたか注視していきたいと思っています。

よみがえれ 大栗川を楽しむ会”代表 相田幸一